社会福祉法人 玉医会 たまきな荘 採用サイト

利用者さまの「変わりありません」の言葉

看護師がそれぞれの知識を持ち寄って一人の利用者様の健康管理を行います。

「たまきな荘」は玉名郡市医師会が母体となって運営する福祉施設。施設には隣接して玉名地域保健医療センターがあり、「たまきな荘」から車椅子やストレッチャーでそのまま病院に運ぶことができるくらい、医療体制が整っています。

「たまきな荘」には医師が常勤しているわけではないので、施設内には看護師が常勤で10名・パート3名、補助員を含めたら14名が利用者様の健康を管理しています。具合が悪くなった方がいた場合、すぐに医師の診断が必要なのか、様子を見ていた方がいいのか、その判断は看護師に委ねられます。見極めが難しい点もありますが、常勤の看護師は医療機関で専門的な看護を経験してきた人たちばかり。それぞれが持っている知識を集結して、判断しています。

病院の看護師と、福祉施設の看護師の違いは、そこが一番大きいかと思います。福祉施設の看護師をめざす人には、医療機関で何らかの専門分野の経験を積んでおいた方がいいと思います。

毎日の業務としては、利用者様のバイタルをチェックして、日々の健康管理を行っています。ガーゼ交換、点滴、吸入、吸引などの医療処置や、各利用者様のお薬を管理するのも看護師の役割です。 福祉施設の難しさは、利用者様の訴えが明確にわかりづらいところにあります。これは、日頃からのコミュニケーションが大切になってきます。一人ひとりにかける時間を多くし、しっかりと訴えを聞き取るようにしています。

利用者様の安心と、スタッフの安心にもつながる看護師の夜勤体制。

利用者様の健康管理は、看護師だけでなく、生活支援員や相談員、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士と連携を取りながら行います。それぞれの情報交換はもちろんのこと、医療の観点から注意してもらいたいことも共有しています。

24時間体制で看護師が勤務していることも「たまきな荘」の大きな特徴。「たまきな荘」以前にも福祉施設を経験していますが夜勤はありませんでした。夜勤があり、いつでも利用者様の状況を把握できることが、勤務するうえでも安心につながっています。また、スタッフ全員が、利用者様のことを第一に考え、尊重し、気持ちに寄り添っていることが、ひしひしと伝わる施設です。

例えば、利用者様が使う歯磨き粉ひとつをとっても、どの銘柄の商品を使うのか、利用者様に選んでいただきます。一般的には、消耗品は同じものを揃えるものです。
電動イスを利用されている方、目が不自由な方、さまざまな障害をもっている方がいらっしゃいますが、利用様同士もお互いに配慮されているのか、自由に動きまわられていても、不思議と、接触事故などがとても少ないのです。
社風というか、施設の風土が、とても温かいので、福祉関係に興味のある人は見学に来て、感じてほしいです。

私の小さな喜びは…

利用者さまの
「変わりありません」の言葉

夜勤の時、全居室をまわっているのですが、
「変わりないですか?」と声をかけて、「変わりありません」と言葉が返ってくるときに、心からホッとします。
一日の終わりに感じる、小さな喜びです。